現代人にうつが多い理由

現代人にうつが多い理由

世界保健機関(WHO)が2012年に国別の自殺者を調べたデータでは、日本は18位で、先進国の中ではロシア韓国に次ぐ自殺者の多さでした。

 

日本は世界の中では、治安も政情も安定して経済的にも豊かである国であるのにかかわらず、自殺者が多いのです。

 

 

 また、うつ病に関して厚生労働省の調査によると、国内のうつ病の患者数は平成8年の43.3万人に比べて、平成23年には95.8万人へと倍増しています。

 

 

これは日本人の気質、日本の社会環境、バブル経済後の長い不景気や経済の衰退などに拠るところも大きいかもしれません。

 

 

これに加え、下園先生が、現代の日本人の多くがうつになる理由として「疲労」を挙げています。

 

 

 ここで言う疲労とは肉体的な疲労ではなく、精神的な疲労です。

 

特にここ10年はITの発展によって、毎日大量の情報を受けSNSなどでは知人と常につながり、起きている間は無意識のうちに思考や感情が常に揺さぶられている様な状態ともいえます。

 

 

 しかもニュースで流れてくる情報はネガティブなものが多く、また「SNS疲れ」という言葉もあるのように、SNSでも人間関係に気を使ったり、人によっては常にやりとりをしなければならないストレス。また、テクノロジーの発達の裏にはまるで先の読めない未来。天災や経済衰退の不安など意識しているかしていないかにかかわらず、これらの環境で感情や思考の疲労が蓄積していってしまっているのです。

 

 

うつには休息が必要

 

 このような蓄積した疲れがある時「うつ」という症状となって現れます。

 

鬱は疲労が原因ですのでまず休息する事が一番です。

 

 うつ病になってしまったらしばらくは仕事や雑用など一切のことからしばらく離れ、ひたすら休めれば理想的です。

 

 

しかし、実際には長い間休む事が許されないような状況におられる方が多いでしょう。

 

 しかし、実際うつが底期と言う一番重い症状の時期になってしまったら、体を動かすのもままならないほどになりますので、この時期は休むしかありません。

 

下園先生もうつには薬や精神療法などよりまず休むことが大切だと言っておられます。

 

 そしてしばらく休んだ後、うつが回復期やリハビリ期に入ったら薬や精神療法がうつの改善に徐々に役立ちます。

 

しかし、この時期にはだいたい焦ってしまいます。

 

 

底期では考える気力さえ無くなってしまいますが、回復してくると仕事や社会に早く復帰しないと迷惑をかけてしまう、経済的に厳しい、職場復帰できなくなってしまうなどいろいろな心配ごとが出てきます。

 

それで無理をしてしまうとまたうつが逆戻りして悪化し、位置までたっても治らないという悪循環感を繰り返してしまう方が多いのです。

 

このようなことから回復期やリハビリ期は精神的には一番つらい時期なのです。

 

 

プチ認知療法はリハビリ期に効果的

 

 

下園先生の提唱する「プチ認知療法」はこのリハビリ期に役立ちます。

 

 

 

このリハビリ期がうつからの完全回復にもっとも重要な時期であり、この時期に正しい方向性を示してくれる情報が必要とされています。

 

 

そして、ここでプチ認知療法は無理のない方法で、うつからの回復を図る助けになるのです。

 

 

 

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