プチ認知療法とは?

プチ認知療法は、下園先生が考案した、無理なく出来るうつの治療法です。

 

 

名前の通り認知療法を基にしておりますが、認知療法とは少し考え方の違う、より「うつ」の方に寄り添った、楽に行える方法なのです。

 

 

認知療法とは?

 

 人は今まで生きてきた過程で形成された、ものの見方や考え方が無意識に根強く染み付いてしまうために、物事に対してそれに基いて自動思考で判断するようになり、時にそれは許容範囲を狭め、自分を苦しめてしまう原因にもなってしまいます。

 

 例えば、メールやSNSのメッセージやコメントの変身がもらえなかったりすると不安になり、「あの人は私を嫌っているのではないか?」と思い込んでしまうことはよくある事です。

 

 

 実際にはその相手が忙しくてメッセージに気がついていなかったり、ただうっかり返事を忘れてしまった、またはしっかりした返事を出そうと考えすぎて返事を出すのが遅くなった。。。などの事情があるのかもしれません。

 

 このように自分の思い込みを基準に物事を判断してしまうことを「認知の歪み」といい、認知療法ではこの認知の歪みを治すために考え方を少しずつ変化させていく療法です。 

 

 うつを患いやすい方は真面目な性格の人が多く、物事に対してグレーゾーンを認めず、「白か黒か」と考えがちで、一度何かの失敗で落ち込んでしまうと「私は駄目な人間だ」と決めつけて更に自分を追い込んでしまう危険もあります。

 

 これに対して白でも黒でもなく「グレーもあり」だという考え方を身につける事によって、生きることを少しずつ楽にしていてもらいます。

 

なぜプチ認知療法か?

 

認知療法はうつを改善させる方法として、歴史ある優れた療法ですが、下園先生は今まで実際に多くの方をカウンセリングしてきた経験や、ご自身のうつ経験から、認知療法を実際に行うのは、その人のうつの進行具合や性格によっては困難を伴うものだと考えました。

 

 認知療法は1960年代にアメリカのアーロン・ベックにより提唱された療法ですが、この論理的で、自己主張が強い欧米人向けの心理療法は日本人にはなかなか馴染めない部分もあるのではないかと言うこと、またうつが回復からリハビリ期であれば出来るようなことも、その前のうつの底から回復期前までは、自分の認知を変えるというような精神的負担には対応できない事、認知療法によって今まで自分の潜在意識にまで染み付いたような価値観を否定されたのでは、と思ってしまうと、自分の人生そのものを否定されたような気分になり、うつの回復に逆効果になってしまう恐れがあることなどを挙げています。

 

 

 そこで出来ることから一歩ずつ、少しずつでも無理なくうつから回復して行けるように、うつの患者さんにできるだけ寄り添って考えだされたのが「プチ認知療法」なのです。

 

具体的かつ実践的な療法

 

下園先生は「うつ」というのは「疲れきった状態」だといいます。

 

そのような人が自分自身で自分を分析し。認知を変えていくなどという行為はその過程の思考の負担が重すぎて、とても出来るものではありません。

 

 うつの人が自分で勉強して認知療法を行おうとしても、多くの人は失敗してしまうそうです。

 

そこでプチ認知療法は難しいことは一切なしに実践的な方法を行います。呼吸を数える、動作法、など考えずに出来る方法から、認知療法にしても自分の今までの考えを決して否定せず、新しい考え方を
バランスよく取り入れるという。7対3の考え方などを行います。

 

 何かを行うときに、自分のなかで2つの考えが対立したとして、(やりたい、やりたくない、など)どちらかを完全否定して白か黒にするのは無理があり、それこそ認知の歪みです。5対5では何も行動できなくなります。

 

 そこで気持ちの大きい方を7.小さい方を3として、状況が可能な限り7対3のバランスでそれぞれ行うのです。 (7仕事して3休むなど)

 

また、行動やこれから達成したい目標も負荷の高いものでなく、それを細かく細切れにして1つずつ達成していくという方法を行います。

 

 うつにはすぐに治ってしまう魔法の治療法はないが、時間をかけて少しずつ改善していくことにより、かならず治るものだと下園先生は言われます。

 

プチ認知療法は決して無理せず、失敗しない、うつのリハビリに適した改善方法なのです。

 

 

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