うつからの回復プロセス
うつは、症状の重さや人によって回復の速さは異なりますが、決して治らないものではなく、十分な休養と適切な治療が出来れば、70%弱が1年以内に回復すると言われています。
うつの回復のプロセスは次のようになります。
1、落ち込み期
初期には自覚症状はあまりないが、知らない間に疲労が蓄積していく時期です。
その後疲れが回復しにくいなどの自覚症状が現れ、集中力やヤル気が低下します。
ここからが疲労が極限(動けなくなるまで)までの状態を「落ち込み期」としています。
2、底期
うつが最大に重くなった時期、疲労し切った状態で活動が出来ず、更にひどくなると寝たまま起き上がることができずに、
しばらく寝たきりの状態が続きます。
この時期は薬物治療なども行うことがありますが、とにかく休養するしかありません。
3.回復期
休養や薬の効果により徐々にエネルギーが回復する時期。少しづつ動けるようになります。
3.4日、または1週間の揺り戻しの波がありますが、着実に回復している実感が感じられる時期でもあります。
4、リハビリ期
最悪のエネルギー低下状態は脱しますが、揺り戻しの波があります。完全とは言えない状態がしばらく続き、実はここが最も苦しい時期となります。
回復期ほどの回復の実感がないにも関わらず、落ち込みへの揺り戻しがあるので「このまま治らないのではないか」、と言う不安や、底期のような何も出来ない状態ではなく、動きたい、活動したいという意欲が湧いてくるのにもかかわらず、やはり動けないというジレンマにより苦しめられます。
この長い時期には、自信がなく行動できない、やる気がでないという焦りと苦しみがあります。
プチ認知療法を行うのはリハビリ期
プチ認知療法などのトレーニングが行えるのはうつの回復プロセスで一番つらいと言われるリハビリ期です。
その前の底期などの段階では、到底トレーニングなどを行える状態ではありませんので、薬の投与とひたすら休養しかありません。
うつはこの休養と薬によって徐々に回復します。そして精神が不安定になるリハビリ期に、プチ認知療法などのトレーニングでうつからの完全回復を早めます。
しかし「うつの回復を早める」と言っても本人が早く治ろうと焦ってしまうと失敗してしまいます。
そのため回復トレーニングは客観的な視点から回復を支援してくれる専門のカウンセラーのもとで実施するのが理想的ですが、状況により一人でしか出来ない場合には、下園先生の「プチ認知療法」うつ改善DVDなどを見てトレーニングの方法やプロセスを確認しながら、自分で記録やメモを付け、客観的な視点から自分の状態を見極めて決して焦らないことが重要です。
認知療法は本などを読んで自分で行う方法もありますが、下園先生によれば、今まで自分が生きた過程で染み付いた考え方のクセを変えるという事を行う認知療法を一人で行う事には、困難を伴い失敗してしまうケースが多いそうです。
リハビリ期に適した無理なく分かりやすい内容となっている下園先生の「プチ認知療法」うつ改善DVDは パートナーと一緒にリハビリ期のトレーニングを行う場合でも勿論、特に自分一人でうつ回復トレーニングを行うのにも最適なアイテムとなるでしょう。
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